一週間のしごと (ミステリ・フロンティア)

一週間のしごと (ミステリ・フロンティア)

【幼馴染の菜加には拾い癖があった。犬や猫、果てはアルマジロなど、処理に困るものばかり拾ってくるのだ。いつも後始末は恭平の役目。恭平はいつも「猪突猛進」という言葉を地でゆくかのような菜加の言動に振り回されてばかりいる。そんな菜加がまたしても拾ってきたのは・・・人間の子供。渋谷の雑踏で置き去りにされたのを見て連れてきたのだというが、この結末がのちに恭平の友人・忍や菜加の弟・克己を巻き込んだ上、あんな結末を迎えるなどとは、このときの恭平には予想すらできなかった!】

知り合いが「いい!」と絶賛していたので図書館で借りてみた。オススメ通り面白くてサクサク読めました。本の見開きにあった↑このあらすじを読んだ時は、なよっちい主人公恭平が気の強い菜加に振り回され、だけどなんだかんだで振り回されつつも菜加のことが好きだったりすんのかなぁとか思ったけど、いくらストーリーが展開してもお互いに恋愛感情なんてこれっぽっちも出てきやしないところがさっぱりしてていいね。ただ、監禁されていた菜加の母親の描写のとこが、渋谷の雑踏にコドモを置いてけぼりにする人物と同一とは思えなくって(片付けられない女、でもなかったし)そこだけがどうも腑に落ちません。つーか男と会いたいからって子供を渋谷に置き去りにするかぁ??でも、とても面白い本でした。


最近は図書館で予約することを覚えたので、ささっと予約して、取りにいける状態になったら図書館に行くってのは素晴らしく効率がよくていいね☆なにより読みたい本を探さなくていいし。「小顔体操・美肌体操 いつでもどこでも1回10秒で磨かれる」の本も予約出来たよ!(・∀・) んでもって図書館には叶恭子の本まで置いてあるのかっ!(すっごく読みたいぃ!!)